寝不足はデブの元?「7時間睡眠」で食欲を自動制御する【レプチン・グレリン】のホルモン科学
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2025 / 12 / 14
最終更新日:2025年12月14日
「最近食欲が止まらない…」「ダイエット中なのに甘いものが無性に欲しくなる…」そんな悩みを抱えていませんか?
実は、その食欲の暴走は意志の弱さではなく、睡眠不足が原因かもしれません。睡眠時間が短くなると、食欲を抑えるホルモン「レプチン」が減少し、食欲を増進させるホルモン「グレリン」が増加するため、体が自動的に食べ過ぎてしまう状態になってしまいます!
運動や食事制限を頑張っているのに痩せない方は、もしかすると睡眠が足りていないのかもしれませんよ!
1. 睡眠不足が食欲を暴走させるメカニズム

睡眠とダイエットは一見関係なさそうに思えますが、実は科学的に密接な関係があることが証明されていて、睡眠不足になると体内のホルモンバランスが崩れ、食欲のコントロールが効かなくなってしまいます!
多くの研究で、睡眠時間が6時間未満の人は、7〜8時間眠る人に比べて肥満率が約30%も高いことが分かっています!
これは単なる偶然ではなく、睡眠不足が引き起こす生理的な変化によるものです!
レプチンとグレリンの正体
レプチンは脂肪細胞から分泌されるホルモンで、「満腹ホルモン」とも呼ばれています。
脳の満腹中枢に作用して「もうお腹いっぱい」という信号を送り、食欲を抑制してくれる働きがあるため、ダイエットの強い味方です!
一方、グレリンは胃から分泌される「空腹ホルモン」で、脳に「お腹が空いた」という信号を送って食欲を増進させて、特に高カロリーな食べ物や特に糖質や脂質が豊富な食品への欲求を強めるため、グレリンが増えると甘いものや揚げ物が無性に食べたくなってしまいます!
健康な状態では、この2つのホルモンがバランスを取り合って適切な食欲を維持していますが、睡眠不足になるとこのバランスが崩れてしまいます。
レプチンが減少し、グレリンが増加することで、満腹感を感じにくく、空腹感を強く感じる状態になってしまいます!
睡眠不足がホルモンバランスを崩す科学的根拠
ある研究では、5時間睡眠の人は8時間睡眠の人と比べて、レプチンが15%減少し、グレリンが15%増加することが確認されています。
つまり、たった3時間睡眠時間が短いだけで、食欲を抑える力が弱まり、食欲を増進する力が強まるという、ダイエットにとって最悪の状態になってしまいます。
さらに、睡眠不足は判断力も低下させるため、「今日くらいいいか」という甘い考えに陥りやすく、本来なら我慢できるはずの誘惑に負けてしまうため、深夜にコンビニでお菓子を買ってしまう夜食を食べてしまうなどの行動は、睡眠不足による判断力低下が大きく関係しています!
あるクライアントさんは「睡眠時間を7時間に増やしただけで、間食が自然となくなりました」とおっしゃっていました!
食欲を意志の力で抑えようとするより、睡眠時間を確保する方がずっと楽で効果的ですよ!
代謝低下と脂肪蓄積の悪循環
睡眠不足は食欲増進だけでなく、代謝の低下も引き起こします。
睡眠中には成長ホルモンが分泌されて筋肉の修復や脂肪の分解が行われますが、睡眠時間が短いとこのプロセスが十分に行われず、筋肉量が減少して基礎代謝が低下してしまいます。
さらに、睡眠不足はインスリン抵抗性を高めるため、血糖値のコントロールが悪くなり、余分な糖が脂肪として蓄積されやすくなります。
つまり、睡眠不足は「食べる量が増える」「代謝が下がる」「脂肪が蓄積されやすくなる」という三重苦を生み出してしまいます。
2. 理想の7時間睡眠がもたらす驚きの効果

睡眠時間を7〜8時間確保することで、ホルモンバランスが整い、食欲が自然とコントロールされるようになり、無理な我慢をしなくても、体が自動的に適切な食事量で満足できるようになるため、ダイエットが驚くほど楽になります!
多くの研究で、7時間睡眠が最も肥満率が低く、健康的な体重を維持できることが示されているため、運動や食事制限を頑張る前に、まず睡眠時間を確保することが、実はダイエット成功への近道です!
食欲の自動制御システムが正常化
7時間以上の睡眠を取ることで、レプチンとグレリンのバランスが正常に保たれ、適切なタイミングで適切な量の食事で満足できるようになるため過食衝動が減り、間食への欲求も自然と弱まるため、カロリー制限を意識しなくても自然と適正なカロリー摂取量に近づいていきます!
特に、深夜の食欲や甘いものへの強い欲求は、睡眠不足が原因であることが多く、しっかり眠ることでこれらの欲求が大幅に軽減されます!
夜型生活で夜食を食べてしまう習慣がある方は、睡眠時間を確保することで自然と夜食が不要になることも多いですよ!
また、十分な睡眠を取ることで味覚も正常化し、本当に体が必要としている食べ物が分かるようになり、ジャンクフードへの欲求が減り、野菜や果物など健康的な食品を自然と選ぶようになるという嬉しい変化も起こ離やすくなりますよ!
代謝アップと脂肪燃焼の促進
質の良い睡眠を取ることで成長ホルモンの分泌が促進され、筋肉の修復と成長がしっかり行われます!
筋肉量が維持されることで基礎代謝が高く保たれ、何もしていない時でも消費カロリーが増える体質になりますよ!
さらに、睡眠中には脂肪の分解も活発に行われており、特に深い睡眠(ノンレム睡眠)の時間が長いほど、脂肪燃焼効果が高まることが研究で示されているので、しっかり眠るだけで寝ている間も脂肪が燃えやすくなっています!
また、十分な睡眠を取ることでインスリン感受性が改善され、血糖値のコントロールが良くなります!
これにより、食事から摂取した糖がエネルギーとして効率的に使われるようになり、脂肪として蓄積されにくくなりますよ!
運動パフォーマンスと継続力の向上
睡眠不足はモチベーションと体力を低下させるため、運動習慣が続かない大きな原因になります。
逆に、十分な睡眠を取ることで体力が回復し、運動へのモチベーションも自然と高まるため、トレーニングを継続しやすくなります!
また、睡眠がしっかり取れていると運動中のパフォーマンスも向上し、同じトレーニングでもより高い効果が得られるため、筋トレでは重量が上がりやすくなり、有酸素運動では持久力が向上するため、効率的に体を変えることができますよ!
さらに、十分な睡眠は怪我の予防にもつながります!
睡眠不足は反応速度や集中力を低下させるため、トレーニング中の怪我のリスクが高まりますが、しっかり眠ることで安全に運動を続けることができます!
3. 質の高い7時間睡眠を実現する実践テクニック

睡眠の重要性は分かっても、実際に7時間の睡眠時間を確保するのは簡単ではありません。
忙しい現代人にとって、睡眠時間の確保と睡眠の質の向上は、工夫と習慣化が必要です!
ここで紹介する方法を実践することで、同じ睡眠時間でも質が向上し、レプチンとグレリンのバランスが整いやすくなるので、できることから一つずつ取り入れて、自分に合った睡眠習慣を作っていきましょう!
就寝前3時間のルーティン
質の高い睡眠を得るには、就寝前の過ごし方が非常に重要で、就寝3時間前までに夕食を済ませると消化活動が睡眠を妨げることなく、深い眠りに入りやすくなります!
どうしても遅い時間になる場合は、消化の良いものを少量食べる程度にとどめましょう!
就寝1〜2時間前には、スマートフォンやパソコンの使用を控えることが重要で、ブルーライトは睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を抑制してしまうため、画面を見続けると寝つきが悪くなりますので、どうしても使う必要がある場合は、ブルーライトカット機能を活用してください!
また、就寝1時間前に38〜40度程度のぬるめのお風呂にゆっくり浸かることで、深部体温が適度に上がり、その後の体温低下が自然な眠気を誘います!
入浴後にストレッチや軽いヨガを行うことで、体がリラックスモードに入り、さらに睡眠の質が向上しますよ!
寝室環境の最適化
睡眠の質は寝室環境に大きく左右されます。
室温は16〜19度程度が理想的で、寒すぎても暑すぎても睡眠が浅くなってしまうため、エアコンや布団で調整してください!
冬場は暖房をつけすぎると空気が乾燥して喉を傷めるので、加湿器の使用もおすすめですよ!
遮光カーテンを使って部屋を真っ暗にすることも重要で、わずかな光でもメラトニンの分泌が抑制されてしまうため、電気スタンドの待機電力の光も気になる場合は消すか隠すようにしましょう!
また、静かな環境を作ることも大切で、騒音が気になる場合は耳栓の使用を検討してください!
寝具の質も睡眠に影響するため、自分の体に合った枕とマットレスを選ぶことが重要で、朝起きた時に首や肩が痛い場合は、寝具が合っていない可能性があるので、一度見直してみることをおすすめします。
日中の過ごし方と生活リズム
質の高い睡眠のためには、日中の過ごし方も重要で、朝起きたらすぐにカーテンを開けて日光を浴びると体内時計がリセットされ、夜に自然な眠気が訪れるようになります。
特に冬場は日照時間が短いため、意識的に朝の光を浴びることが大切ですよ!
日中に適度な運動をすることも睡眠の質向上につながりますが、激しい運動は就寝3時間前までに済ませることがポイントで、寝る直前に激しい運動をすると、交感神経が優位になって寝つきが悪くなってしまうため、夕方までに運動を終えるようにしましょう!
また、昼寝をする場合は15〜20分程度の短い仮眠にとどめ、午後3時以降の昼寝は避けることが重要です!
長すぎる昼寝や遅い時間の昼寝は、夜の睡眠の質を低下させてしまうため、どうしても眠い場合でも短時間で済ませてください!
よくある質問(Q&A)
Q1. どうしても7時間も眠れない場合はどうすればいいですか?
A: 最初から7時間を目指すのではなく、今の睡眠時間より30分早く寝ることから始めてみてください。
徐々に睡眠時間を延ばしていくことで、無理なく7時間睡眠に近づけることができます。質を高めることも重要なので、まずは寝る前のスマホをやめることから始めましょう。
Q2. 睡眠時間を増やしたら本当に痩せますか?
A: 睡眠だけで劇的に痩せるわけではありませんが、食欲のコントロールがしやすくなり、ダイエットの成功率が大きく上がります。
適切な食事と運動に加えて十分な睡眠を取ることで、無理なく健康的に痩せることができるでしょう。
Q3. 週末の寝だめは効果がありますか?
A: 週末だけ長く寝ても、平日の睡眠不足は完全には解消できません。
むしろ、生活リズムが乱れて逆効果になることもありますので理想は毎日同じ時間に寝て同じ時間に起きることで、規則正しい睡眠習慣が最も効果的です。
Q4. 睡眠の質を高めるサプリメントは効果がありますか?
A: メラトニンやグリシンなどのサプリメントには一定の効果がありますが、まずは生活習慣の改善が基本です。
サプリメントに頼る前に、就寝前のスマホをやめる、寝室環境を整える、規則正しい生活リズムを作るなど、できることから始めましょう。
まとめ:睡眠を味方につけて、無理なくダイエット成功へ!
睡眠不足が引き起こす食欲の暴走は、意志の弱さではなくホルモンバランスの乱れが原因で、レプチンとグレリンという2つのホルモンは、睡眠時間によって大きく影響を受け、たった7時間眠るだけで食欲が自然とコントロールされるようになります!
運動や食事制限を頑張っているのに痩せないという方は、もしかすると睡眠時間が足りていないのかもしれません。
まずは睡眠時間を確保し、質を高めることで、ダイエットが驚くほど楽になることを実感してください!
就寝前のルーティンを整え、寝室環境を最適化し、規則正しい生活リズムを作ることで、質の高い7時間睡眠は必ず実現できますので睡眠を味方につけることで、無理な我慢なしに理想の体型を手に入れましょう!
あなたが質の高い睡眠で食欲をコントロールし、健康的に理想の体型を実現できることを心から応援しています!
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【名前】松竹望歩
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